一応、SEO対策をしているというサイトでしたが、中身を見てみると、SEO対策の内部対策が甘い。このサイトなら、もっとよくできる!と思い、クライアントのネットショップサイト(独自サイト)のSEO対策をしてみました。

まず、競合調査と対策の方向性

インデックス数を比較してみると、競合の50分の1

ページ数の絶対数が多い方が、自然検索流入の絶対数を確保しやすいので、まず競合を調査してみた。最初は、Amazonも含めて見たのですが、比較対象にもならないことが判り、即断念(汗)
競合他社の情報量などを把握した上で、SEO対策を考えてみました。(競合の情報量を把握しただけなので、あまり意味はないかも…)

狙い目は、商品詳細ページ

ネットショップで、最もページ数が多いのは商品詳細ページだし、お目当ての商品ページにダイレクトに訪問してもらった方が、きっとコンバージョン率も高い。
競合サイトをみても、インデックス数が多くても、意外とSEO対策を意識した商品詳細ページになっていないことが分かったので、商品詳細ページに注力してみた。

商品詳細ページをミドルワードで検索HITさせる

商品詳細ページのような下層ページを、ビックワードで検索上位HITさせるのは難しいので、「ブランド名+一般商品名」「ブランド名+商品カテゴリ」のような複合ワードを狙う。
より具体的な検索キーワードになるので、訪問者とのミスマッチを防ぐことができ、コンバージョン率も高い。

商品マスタの要素を上手く活用する

SEO対策だけのために、商品単位でキーワードを入れたり、テキストを書ければベストなのですが、運用面での費用対効果が低くなる。そのため、商品マスタに入っている項目を上手く活用して、商品詳細テンプレートに組み込んでみた。

SEO内部施策の結果

自然検索流入が半年間で2倍に

競合のネットショップと、少し差別化して、主に、商品詳細ページテンプレートの最適化してみた。(商品マスタの項目を上手く活用するetc)
翌月から早速効果を発揮し、自然検索流入の訪問者が3ケ月で約1.5倍、半年で約2倍に増加し、その後もキープ。(インデックス数を調べてますが、簡単に商品数を増やせないので、インデックス数は増やしていない。)

 

検索流入での売上は1.8倍に

検索結果で上位表示させて訪問者を増やしても、購入に繋がらなければ意味がない!と考えて、競合のネットショップと差別化したSEO対策を行ったのが功を奏したのか、見込み客がサイトを訪問してくれている模様。注文件数も約1.8倍に増加させることができました♪

ネットショップサイトでのSEO対策の実施について思うこと

大手でも対策が不十分なサイトが多い

サイトの知名度が高い、豊富な広告予算、リンクの張り過ぎ、サイト運営が分業されている…など、いろいろな理由が考えられますが、対策が甘いネットショップサイトが多いので狙い目ではあると思う。

徐々にSEO対策の効果が表れる

SEO対策後、翌月から効果が表れ始めるのですが、やっぱり半年くらいかかりました。(途中、特に都度改善していたわけではないです)

人気商品の出現で、突発的に売上が上がる

売上のベースを上げるために、SEO対策で全体的に商品詳細ページを検索上位表示させたつもりだったのですが、人気商品の発売時には、多くの新規注文を獲得することができる効果があった。リスティング広告の費用も抑えることができて、ラッキーだった。