将来的には完全自動運転の世界だなー

っと思っていたのですが、ディープラーニングの発展で自動車の完全自動運転の世界がグッと近づいた。

自動車メーカーは事故予防のために制御工学を追求し、スリップ防止のABSや衝突防止用の自動ブレーキを実装してきてたのですが…

最近の人工知能、特にディープラーニング分野の進展により、2020年頃から完全自動運転の実用化も実現しそう。

分散深層強化学習によるロボット制御

ディープラーニングを活用したデモ。
もうここまでできてしまうのか…。

コンピュータが自ら特微量や概念を獲得

本文を引用させて頂くと――

この動画…ロボットはどのセンサ入力が何の入力を表しているのか、どの行動がどういう結果をもたらすのかを全く分かっていない状態から始まってます。

(何度も失敗しながら学習することで…)

見たことがない状態に直面しても、そこそこ適切な答えを返すことが出来るという力(汎化能力)を持つまでの一連の流れが紹介されてます。

人工知能の可能性を感じる

 
ニューラルネットが入力をどのように変換していくのかを解析することは容易でないですが、出現しない状態を見ないようにしたり、よく似た状態をひとまとめにするなどして効率的に情報処理を行っていると考えられます。」

…サラリとすごいこと書いてます。

なぜかというと…どういう状況になったら、どう行動するか人間がルールを作って制御していた従来のロボットではなく、コンピュータ自身が答えを出しているということ。

強化学習+ディープラーニング恐るべし。

引用元:分散深層強化学習でロボット制御
2015/06/10・Preferred Infrastructure

自動車メーカーも本気

気になるニュースを抜粋!

自動車メーカーの完全自動運転に向けた動向

米Googleが2020年までに「完全自動運転」実用化を目指してトヨタ自動車やVW、ダイムラー、GM、フォードなど世界の主要自動車メーカーと協議を開始

アームソン氏によれば年内に完全自動運転車の公道走行実験を始める計画のようで、2020年までに実用化レベルに達する

引用元:Googleが「完全自動運転」の2020年実現に向けて動いた!
2015/01/21・clicccar.com

 
日産自動車と米航空宇宙局(NASA)は2015年1月8日(米国時間)、自動運転車の開発に関する5年間の提携を発表した

日産のカルロス・ゴーン社長兼CEO(最高経営責任者)は以前から、自動運転車を2020年までに実用化することを目標として掲げている。

引用元:日産とNASAが自動運転車の開発で提携、2020年の商用化に弾み
2015/01/09 ITpro

 
事故の発生原因の93%が、ハンドルを握るドライバーにあるだけに、“クルマがぶつからない技術”を開発すべき段階に来ている

2016年末までには単一レーン走行ながら、渋滞対応を含めた高速道路での自動運転を可能にする計画

引用元:もしかして実用化は目前!? 日産が自動運転への取り組みを公開
2015/03/30・日経トレンディ

 
自動車メーカーが、すでに自社の自動車に自動運転機能を追加している

テスラのマスクCEOは2014年10月、2023年までには完全に自動化された車が公道を走るようになると述べた。

第1象限:現在
第2象限:「カー・シェアリング」 
第3象限:「自動運転車を所有する」 
第4象限:「自動運転車を共有する」 

引用元:進化するクルマ、全自動運転車が当たり前の時代へ
2015/05/22・ハフィントンポスト

 

一言

大学時代、機械系学科で自動車のことを学び、現在インターネットの世界で仕事をしてるのだけど…こんなかたちで繋がるとは思わなかった。

よくよく考えるとインターネットの世界って情報処理技術の塊だから、当たり前と言えば当たり前の流れなのかもしれない。

すごい時代ですな…