「この前、SNSバズってプロモーションが大成功した!」「今度もソーシャルメディアでもっと拡散させたい」という話をきくのですが…
「具体的にどうやって活かすのですか?」「追跡調査してますか?」と聞くと、返答がないんですよね。。プロモーション担当ですら拡散された理由を探ってない人が多いですね。
なんと、もったいないことを…。
拡散されたときは、次に活かせるヒントの塊なので、ネットで検索したりアンケートをとって追跡調査をしてシェア(共有)された要因を探ってます。
ぼくがチェックしてる要素は、こんな感じ。
5W1Hの切り口で共有された要因を探る
Who だれに共有したか?
誰に共有したのか?という問いに対して、友人・知人という括りだとあまり意味がない。
共有したのだから、そんなのは当たり前ですし。
具体的に誰に共有したのか?友達、兄弟、親、先輩、恋人…もっと、突っ込むなら○○好きの友達だとか、より具体的なものがいい。
When いつ共有したのか?
共有されたタイミングも重要ですね。
具体的にいつ共有されたのかしたのか?
朝、昼、夜…もっと、突っ込むなら昼休みにたまたま見かけた、移動中にびっくりして…とか、より具体的な共有の流れを知っておきたい。
Where どこで共有したのか?
共有された場所も重要ですね。
オフィスで、学校で、電車で、家にいた時…どこにいたときに共有したのか、共有が起きる場所を探っておきたい。
SNSなので基本的には隙間時間が使われてるのだけど、ユーザーによって隙間時間の時間帯・場所がちがうんですよね。
What 何を共有したのか
ユーザーは共有したかったから共有したわけですが、具体的にどんな情報を共有したのか気になりますね。
新サービス、新商品、ニュース、セール情報を共有する…だけでなく、もっと具体的に。
便利なサービスを、良いとおもった商品を…ニュースを共有したならニュースを通じて何を共有したかったのかとか。
Why どうして共有したのか
どうして共有したのか、人に伝えたいという動機を知っておきたい。
ネガティブ系ワードが多くなってしまったけど、たとえばどういう感情なのかとか。
How どのように共有したのか
ソーシャルメディアで共有した、立ち話で共有した…ではなくて、Twitterなのか、LINEなのか、Facebook、メール…。
多様化している共有方法を把握しておきたい。
追跡調査は地味だけど、ヒントの塊
シェア(共有)された原因を探っても情報の新規性とか外部要因もあるので次につながるかは不確実なのですが、こうやって要因を探っていくと人物像がみえてくるんですよねー。
Twitterで拡散しているようであればTwitter広告に広告予算を投下していきますし、人物像が明確になってくれば、セグメント分けて細分化してメルマガ配信の効果を上げることができる。
そして、拡散されたときのコメントをみながら、消費者インサイトを探る、ということをしてます。
追跡調査は地味なのですがヒントの塊ですね。
みんなどうやってるんだろう?