コンテンツマーケティングの盛り上がりがすごいですね!
EXPOの規模が拡大したり、文京学院大学の経営学部にコンテンツ・マーケティング専攻ができていたり。
で、コンテンツマーケティングとは何ですか?
…
人に語れるほど理解してねー
ってことで、記事を読み漁りました。これはいいなーっと思った記事を9つ厳選して紹介したいと思います。
厳選したけど、結構なボリュームがあります。読む方は、覚悟するかブックマークしておいてください・笑
(※補足:文京学院大学は平成28年度からマーケティング・デザイン専攻に変更にされるらしいです。)
コンテンツマーケティングの必要性がわかる記事
基礎知識から勉強したい方におすすめの記事2つです。
1.コンテンツマーケティングを世界で一番カンタンに。見込み顧客を強力に引き寄せる、成功の秘訣とは?
イノーバ 代表取締役CEOの宗像淳さんが、MarkeZine Day 2014 Autumnで語った内容を記事にしたものです。
「コンテンツマーケティングとは、適切で価値あるコンテンツの作成・配布を通して見込み客を引き寄せ、購買に結びつく行動を促すものです。簡単に言えば、『顧客にとって価値あるコンテンツをつくること』だと考えています」と宗像氏は解説する。
伝統的なマーケティングは商品自体を売り込むが、コンテンツマーケティングは商品に関するアイデアで引きつけると定義してくれて話が展開されます。
コンテンツマーケティングとは何かから、成功には①運用体制、②戦略的なコンテンツ、③場所の3つが必要であるという点までまとまっているので、これからはじめようか..という方は読んでおきたい記事です。
成功事例を紹介してくれてるのも嬉しいですね!
メガネ専門ECサイト「Oh My Glasses(オーマイグラスィズ)」が取り組むWebマガジン「OMG PRESS」について取り上げていますし、ほかにも、子供用品の輸入セレクトショップ「babytopia」や、BtoB向けではsalesforce.comのマーケティング情報サイト「Customer Success」が紹介されています。
2.コンテンツマーケティングが必要とされる理由から考える、事業に貢献するための5大KPI設定ガイド
どうしてコンテンツマーケティングをするの?なぜ必要なの?っと聞かれた時にそのまま使えそうです・笑
ベーシックさんのオウンドメディアだから営業的要素が入ってますが、読んでおくとよいと思います。
コンテンツマーケティングを実施する目的として5つのポイント
- SEOに代わって検索来訪を担保できる
- 潜在顧客と接点を持てる(アトリビューション効果)
- 購入より前の段階の浅いコンバージョンが取れる
- 事業にとって必要なKPIを柔軟に設定できる
- 広告環境の変化に備えた手段を持てる
コンテンツマーケティングを実施したあと、運営KPIの参考にもなる記事だと思います。
コンテンツマーケティングは何をするの?がわかる記事
他社はどうしてるのかな?
コンテンツSEOと何が違うの?
とコンテンツマーケティングに興味があるけど、少し躊躇いがある方が読むとよい2つの記事です。
3.600名に聞いた!コンテンツマーケティング調査レポート
コンテンツマーケティングが流行ってる、じゃどこに外注する?ではなさそうですね。他社がどのように運用しているか、600名に調査した結果がまとまってます。
- コンテンツマーケティング担当者は30代以上営業・販売職の課長クラス!?
- 最も力を入れているのはソーシャルメディア
- アウトソースとインハウスは半々の結果
- 7割以上がコンテンツマーケティングは効果的と回答
コンテンツマーケティング実施企業は、外注(アウトソース)と内製(インハウス)が半分。外注しているのは「デザイン」が54.1%で、「原稿執筆」30.9%。
不確実性の高い投資だからコストをかけにくいとも受け取れるし、外部の人が表面上の情報を発信しても消費者は惹きつけにくいとも受け取れますね。
コンテンツマーケティングを行っている企業の7割以上が効果を実感しているのであれば、今後もっと盛んになりそう。(というか一般的になるでしょう。)ただ、外注が主流になるのか、内製化が主流になるのかすこし注目ですね。
4.コンテンツSEOは単なる“コンテンツの量産”にあらず。お客さまのためのコンテンツマーケティングであるべし!
引用元:Web担当者Forum・生田昌弘(キノトロープ)2015/10/14
自社の営業寄りになっている記事ですが、当たり前かつ超重要なことがシンプルにまとめられてます。「コンテンツSEO」から「コンテンツマーケティング」へ、その違いがわかる記事だと思います。
コンテンツを制作するときに、お客さまの問題を考えて、お客さまがそのコンテンツにたどりやすくすることまで考えて、コンテンツを制作する。
するとそれがSEOにも有効で、コンテンツマーケティングとして機能する。
これが本来の考え方だ。
ウッとなりますね。
どうしても、まずコンテンツを作らないといけない!となって、顧客視点を忘れがちだから…。
しかし、単なる“コンテンツの量産”にとどまるならば、何も生まれないことを肝に銘じるべき
きっつい喝が書かれてますw
やっぱり、「ユーザー体験シナリオ」「カスタマージャーニーマップ」「ペルソナ」は重要だなぁーと改めて思いました。
コンテンツマーケティングの進め方・やり方がわかる記事
コンテンツマーケティングって、具体的になにをしたらいいの?
という方におすすめの2つの記事です。
5.コンテンツマーケティングはこう進める!事例から学ぶ成功法則
引用元:株式会社KDDI ウェブコミュニケーションズ/知らないと損をするサーバーの話
この記事は、めちゃくちゃ読みごたえがありました!
本にしてもいいじゃないかと思うレベルです。
コンテンツマーケティングとは何かから、そのプロセスやポイントが全部まとまってます。
●コンテンツマーケティング 6つのプロセス
- ターゲットの想定(プロファイリング&ペルソナ作成)
- 露出経路の準備(SEO、検索連動広告など)
- コンテンツの作成
- コンテンツの継続的なブラッシュアップ
- 見込み客の育成(リードナーチャリング)
- 販売(セリング)
コンテンツマーケティングでは、最初から強いセールスをおこなわないこと。商品価値を“自発的”に感じてもらうことがベストだということ。を明記してて、かっこいいい!
●コンテンツ設計で重要なポイント 5つ
- ターゲットを意識する
- 露出経路を意識する
- 高いクオリティのコンテンツをつくる
- ブラッシュアップ可能な状態にしておく
- 見込み客の育成(リードナーチャリング)を意識する
コンテンツマーケティングは「設計プロセス」が重要ということで、最後まとまります。
薄い本一冊になるくらいボリュームがあるので1度読んだだけでは理解できないですよ。ブックマークしておいて何度か読む価値のある超良記事です!
6.コンテンツマーケティング成功のための7つの運用チェックポイント
コンテンツマーケティングは継続的に行うもの。継続的に行うには適切に評価をする必要があります。
何を評価していけばいいの?と運用のチェックポイントがまとまっているので、ぜひ読んでおきたい記事です。
- 施策に期限を設けているか
- KGIとKPIの違いが認識できているか
- 認知獲得のためのコンテンツばかりになっていないか
- 「いいね!」の数やPVだけで評価していないか
- ブランディングを意識できているか
- 対象ワードと接触ワードを取り違えていないか
- 分析をきちんとしているか
ネット広告を出して見込み客をスパっと刈り取るのとは違い、コンテンツマーケティングは中長期視点で潜在顧客を発掘していく目的もあるので、こうした運用チェックのは重要ですね。
継続的に予算を獲得するために、社内関係者(上司とか)に理解してもらう活動が鍵になると思います。
コンテンツマーケティングの失敗から学べる記事
公開されている情報は、だいたいその企業にとって有利な情報を出しているので注意が必要です!
コンテンツマーケティングの課題と対策がまとまっている2つの記事です。
7.世の中のコンテンツマーケティングが繰り返し失敗している、たった1つの原因
コンテンツマーケティングは数日で効果測定できるものではないですからねぇ。
コンテンツマーケティングの問題点
自らの取り組みがオーディエンスの目にとまり、気に入られ、よい評価が得られるかどうかがわからないうちに、コンテンツへの投資を行っていること。
パっと費用対効果が算出できるネット広告とは違って、中長期的に取り組むからこその課題だと思います。
まぁ、結局は、消費者のニーズをしっかり把握した上でコンテンツを準備しましょうという結論になってますが、読んでおいた方がよいと思います。
8.【体験談】1年で300記事投稿したコンテンツマーケティングがうまくいかなかった理由
この失敗談はおもしろい!
コンテンツマーケティングが成功するか否かはセンスというのがわかります。
間違いなくセッション数は増やすことができた(約73%アップ)
でも、コンバージョン数は変わらなかった
これは大半の企業がなりがちだと思う。記事を増やせばある程度ページビューや訪問数は増えるので、注意したいですね。
コンテンツの量産は本質的ではないと知りながらも、それでもコンテンツ・ボリュームは非常に重要です。
コンテンツマーケティングにおいて、量と質は比例関係にない
このあたりの矛盾がなんともw
でも、コンテンツマーケティングをネットでする場合は絶対悩むポイントだと思います。
良質の記事を大量生産していくと絶対成功するわけですが、実際は難しいですしね。要は費用対効果のバランスをみつつ、冷静に判断していかないといけないのかなーって思います。
異常なガッツと向上心、勘の良さと文才のすべてを持ち合わせた方がオウンドメディアに取り組み、気付いたらなんだかうまくいってしまい、「小さなお店や個人商店でもコンテンツマーケティングはやれるんだ!」という上辺だけの希望が蔓延した結果、形から入ったはいいけど結局コケているサイトが日本中に溢れかえっています。
ネットに出ている成功事例を真似てもたぶん成功はできないですし、コンテンツSEOの知識・ノウハウがあればなんとかなるっていう施策ではないので、これには注意する必要がありますね。
以上です。
ぼく読むのに相当時間がかかりました。。