スマホファーストを提案した背景

スマホ経由の注文割合が急増

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スマホが普及し始めた当初は、ガラケーからスマホに移っただけでした。その後、これまでパソコンで注文をしていた消費者が、スマホで注文するようになり、注文件数の割合が急拡大。

だから、ネットショップもスマホサイトに注力しなければいけない。と提案し、取り組んだ結果、スマホ経由での注文割合が半分以上になった!よかった!という話になります。

スマホファーストの実践でしたこと3つ

まず、スマホサイトから

注文件数構成比が高いということは、利用者が多いということ。

スマホでの注文件数が多いので、サイト構成自体もスマホのデザイン・利便性を中心に考えた方が、費用対効果が高いはずと考え、「まずスマホから」というのを基準にして改善に取り組みました。

コンテンツ要素を絞る・分ける

スマホは隙間時間に短時間使用するのに対し、パソコンは作った時間で、比較的長時間使用する特性があります。

デバイス別で利用シーンが異なるので、全く同じ情報量、コンテンツを表示していてはいけないんじゃないかな?と考え、スマホサイトはコンテンツや情報量をある程度絞ったり、ピクトグラムで文字を省略することを心がけた。

表示速度を意識する

LTE等の通信は非常に速いですが、スマホは移動中に使われることが多く、必ずしも通信環境が良い状態でアクセスしているとは限りません。

見たいコンテンツがサッと表示されなければ、次、訪問しようと思ってくれないので、遅延読み込みなどを多用し、表示速度・表示体感速度を高めることを意識した。

スマホファーストで取り込んでみて大変だったこと

シミュレーターやエミュレーターだと、操作感までは分からない

スマホファーストって言っても、シミュレーターやエミュレーターを使えばいいんでしょ?と安易に考えてましたが、機能・レイアウト・挙動までは確認できても、操作感まではなかなか分からないんですよね。

スマホの時代だ。スマホファーストだ。スマホは重要。というのは、多くの人が認識してますが、実際にスマホを中心に取り組むと結構大変でした(汗)

でも効果は抜群

スマホファーストを意識して、改善し始めたのが、2014年に入ってから。ネットショップ全体の改善しつつ、スマホをより強化したことによって、PC経由での注文件数を、スマホ経由の注文件数が上回りました。

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(スマホ市場が拡大しているため、特に対策をしなくても注文シェアは高まりますが…)2015年のことを考えると、取り組んでおいてよかったなぁー…っと信じたい。